DIST.44 「管理画面から考えるUX」
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DIST.44 「管理画面から考えるUX」 - connpass
Cosense(旧Scrapbox)で実現するコンテンツ管理画面
株式会社Helpfeel CTO 秋山博紀 (akiroom)
Cosense(旧Scrapbox)で実現するコンテンツ管理画面 - Speaker Deck
管理画面
株式会社Helpfeelの管理画面
顧客管理画面
CMSとしてのCosense
Helpfeel要はカスタマイズ
ステータスバー
文法チェッカー
FAQ連携
Project ScriptとUser Scriptでカスタマイズできる
セキュアにする
Pros
新規事業の立ち上げが早い
サービスとCMSを切り分ける
サービスが独立してるので品質の良いシステムを使える
Cons
UX一貫性の課題
どちらのプロダクト化わかりづらい
カスタム部分に留意
管理画面における反復操作のUXを突き詰めた話
株式会社CRUTECH リードデザイナー 堀田愛子
在留カード就労資格期限確認管理画面
反復操作にフォーカスした理由
利用頻度が高い
利用時間が長い
照会時間
他の業務をするなかでやるため少なくしたい
90秒かかっていたのを30秒にしてほしい(PO)
負荷の大きい反復作業
目線移動を減らしキーボードのみで操作できるように
Enterキーのみで操作完了できる
ボタンでも操作できる
UXは中級者向けにした
初心者向けの画面ではないので
管理画面の全体UXは利用時品質モデルで考える
株式会社まぼろし インターフェースデザイナー 松田直樹
そもそも管理画面は業務アプリは誰も好きで使っているわけじゃない(仕事でつかってるから)
多くの管理画面は組織導入されている
1次ユーザーをそれを選んだことがほとんどじゃない
導入決済者が決める
ジョブ理論のビジョンをもってない
基本「面倒」に終止してしまう
価値のある体験は「面倒なことが早く終わる」ことではないか
どう考えるか
品質を指標化して向上させていく
加納モデル
QED
SquaRE
ISO/IEC 25000
最重要品質特性を定める
オペレーショナルエクセレンスの実現に向けた管理画面の改修
株式会社マイベスト バックエンドエンジニア/Opexミッション開発リード 井上周
mybest
スタッフが検証・商品データをDBへ
100%内製の管理画面
どこから改善を始めるか?
要望を反映していく開発
下請け化問題
現場の温度感優先
不確実性が高い(=変数が多い)
個別最適問題
Opex Discovery and Delivery
Lean Startup
最低限の機能
チームとして主体的に
検証可能な仮説までつくる
共通の指標をもつ
仮説事実に基づく実践
改善の選択肢が取りやすいのを選ぶ
オペレーション全体を見て改善に活かせる
効果的な管理画面を最短でデザインをするために避けるべき5つの罠と対策
Ubie株式会社 デザインエンジニア 大木尊紀
製薬企業向けソリューションサービスで管理画面
特定のユーザー向けの特定のコンテンツを出したいニーズ
避けるべき5つの罠
1. 既存のオペレーションに引っ張られすぎる
現場の要望通りに作りがちだが
今までこうやってたので→改善する部分を見逃してしまう
自分が見えている箇所しか関与できていない
管理画面の開発者が俯瞰で見れる
意見は聞くが100%鵜呑みにするのは危険
人間の慣れからどう脱却するのか
ゼロベースで管理画面ではなくオペレーションをデザインする
どういうゴールがあるのかを考えてデザインをする
目的を整理する
教育コストも考慮すべき
100点ではなく効果がある75点くらいを目指す
一方的な押しつけはNG
2. オペレーターのマインドとデータ構造が一致しない
データモデリングしていると利用者目線が抜ける
具体的に詳しいメンバーが居ないとデータ構造と認識がずれてしまう
使いやすさとデータ構造は関係している
データ構造が実際に耐えうるものかは情報を集める
有識者を早い段階で巻き込んで設計するべし
メンタルモデルを理解していく
デザイナーだからこそ関心を払ったほうが良い
オペレーションの観察会をやる
1エンティティ1画面に拘る必要はなし
CRUD中心だとそうなりがち
3. 階層が深くなりすぎて今どこにあるかわからない
データ階層が深くなりがち
案件 ⊃ ミッション ⊃ ミッション施策 ⊃ ユーザーセグメント
ナビゲーションで飛んでいける
ショートカットできる
前後にどのようなデータがあるか明示すると良い
4. tableの呪縛から抜け出せない
気を抜くとtableでいい
情報に強弱をつけるのが苦手
重要な情報を見落としがち
向いている場合
重要度が同じものをいっぱい並べる
見る人によって大事な情報が変わる
フィルタリング
向いていない場合
情報の優先度をつけたほうがいい場合
タイトルを目立たせたい
表示する情報が少ない
5. 汎用的に作りすぎて使いづらい
違う場面で違う機能が欲しい
重要度が高い人が使いやすい画面を作ろう
操作ミスがあると数億円の損害が出る可能性がある
一番ミスして困る人にフォーカス
必要あれば画面を分ける
行政職員が「ふつうに使える」をめざした管理画面のUX設計とデザインシステム推進
https://www.figma.com/slides/pno3VGXWLiTqWy7cGLsgji/DIST.44-管理画面UX-行政職員が普通に使えるUX%2BDS
株式会社グラファー デジタルプロダクトデザイナー 佐野彩、デザインエンジニア 松倉千春
Graffer Platform管理画面(Cloud-gov)
行政・公官庁職員が対象ユーザー
市民に公開
市民が申請
職員が処理
UX設計
製品の課題 2022
ビジネス
スマート申請をやりたいが忙しいので後手
横展開や連携を検討したい
ユーザー
UIが入れ子構造
どこにあるのか把握が難しい
デザイン
ラベルやふるまいが統一されていない
実装
Bulmaがアクセシビリティ配慮されていない
プロジェクト進行
ヘッダー・サイドバーのリデザイン
デザインシステムづくり
情報設計・リデザイン
UXリサーチでやったこと
既知から学ぶ
業界本
新卒での若い人も居る
ナレッジを読む
職業的的、職業的常識、キャリアパス
公開情報の確認
年間スケジュールを知る
ジョブローテ、人事制度
地方公務員法
自分で探索する
インタビュー
疑問の解消
感触を得る
ヒアリングリソースの確認
窓口エピソードや後続業務、システムなど
現場を見て実感する
職業環境を実感
職業用語を確認
ペルソナ(モデル)化
情報設計
課題
ポップアップメニュー
入れ子構造
サービスのふるまいを統一
OOUI化
UI作成、プロトタイピング
ユーザーテストの実施
FigmaでプロトタイプをZoomに写して操作
大きなネガはなし
多機能ボタン、ラベル変更はなーバスな反応
デザインシステムの実装と推進
デザインシステム
graffer-design-kit
graffer-console-design-kit
なぜ管理画面用のデザインシステムを作るのか?
効率的な開発をしたい
Daily8.8件リリース
デザイン改善・UI/UXを統一したい
方針
単一で意味をもつコンポーネントのみを公開する
ユースケースによってはデザインシステムを利用できないデメリットもある
アクセシビリティ
ボイス&トーンの統一
一貫性があるか
情報に矛盾がないか
ユーザーが迷わないか
維持
作って終わりではなく使ってもらう
追加検討フロー
Storybookの整備
Docsに注意点を書く
アンケートフォームでフィードバックを収集
週次でアップデートコーナーを設置
使ってもらうために積極的にコントリビューションしていく
ユーザーフィードバック
行政側、市民側から確認できる
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